ドラマ『東京P.D. 警視庁広報2係』第6話感想|加害者家族とネット民

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※この記事は第6話の内容に触れています(ネタバレあり)

今回のテーマは「加害者家族」。
実際には被害者家族なのだが、犯人によってまんまと誘導されたネット民たちが「人殺しを捕まえろ!」と騒ぎ立て、まだ犯人だと確定していないにもかかわらず言いたい放題。

その後真犯人は別にいると判明すると、途端に掌返し。

これはドラマの中だけの話ではなく、現実でも日常的に繰り返されている現代社会の歪みだ。間違った正義感を振りかざし、無実の人間やその家族を追い詰める。
僕自身何度も見たことがある光景で、今回のエピソードはドキュメンタリーを見ている感覚に近かった。

容疑者A

※容疑者を「A」と表記します。

今回のエピソードが優れていたのは、視聴者もネット民たちと同じ情報しか知らない点だ。
「レンタカーを借りた人物」と言うだけで、殺人犯とはまだ分からない。

みなさんはどうでしたか?
「A」が犯人だと思いました?

福士くんですら「顔写真出して公開指名手配すればすぐに捕まりそうだけど」と言っていた(その後吉川さんに指摘されすぐに訂正していたが)。同僚の兄ちゃんは「加害者家族をメディアから守る義理も制度もない」とAを犯人だと決めつけていた。

警察の人間ですら情報の濁流の前では判断が鈍ってしまう恐ろしさ。

自宅前で生配信をしている男の姿には、怒りを通り越して、言葉にできないほどの憤りを感じた。奴らに大義名分なんて崇高なものはなく、吉川さんの言う通り「数字が欲しいだけ」。

ドラマを見ていてあそこまで腹が立ったのは久しぶりです。

A妻の視点

視聴者もAが犯人だと確信が持てぬまま物語が進行する中、Aの妻視点が描かれる。

親からの電話で通り魔事件のことを聞かされたA妻が、旦那が事件に巻き込まれたと勘違いするのは無理もないことだ。まさか自分の旦那が加害者側だとは想像もしないだろう。

旦那と連絡もつかず、何が起きているのかわからない状況で、娘を不安にさせまいと、普段と変わらぬよう振る舞う彼女の姿に胸が締め付けられます。

娘のお迎えに行った時、ママ友たちがヒソヒソ話をしたり、ご近所さんが自宅前でジロジロ見る描写がなかったのが救いです。

瀬戸さおり

余談ですが、A妻が現在放送中のドラマ「身代金は誘拐です」に出演している女優に似ているなと思って調べてみると同一人物でした。ショートが似合う美人で、どことなく松本若菜さんに似た雰囲気。瀬戸康史くんの妹だと知って驚きました。

最後に

ドラマのネット民のように、実際に無関係の人を断罪したことのある人が今回のエピソードを見たらどう思うのか非常に興味が湧きました。
自分のことは棚に上げて「なにやってんだよ、最低だな」と開き直るのか、「これからは気をつけよう」と悔い改めるのか・・・

何も思わなそう(ボソッ)

金子くん演じる記者、情報入手するの早すぎじゃないですか?まさか警察内部にタレコミ屋がいるのか?

金子くんの協力もあってA妻の自宅前から記者たちが撤退する場面では、記者との友好な関係がいかに大事なのかが描かれていました。

行方不明だったAを発見するのに大活躍した“スマートタグ”。
物だけでなく人探しにも有効だと証明した神アイテムを、ドラマを見終わってチェックしたのは僕だけじゃないはず。

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