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※この記事は作品の内容に触れています(ネタバレあり)
小学生のなりたい職業ランキングで毎回上位に入る「youtuber」。一昔前は「youtubeなんてダメ」と親に反対されていたわけですが、今では市民権を得て、親が主体となり、子供だけもしくはファミリーチャンネルとして動画制作をするのが一般的になりました。
本作は、金に目が眩んだ毒親達によって、自分たちの人生を動画のネタとして晒され続けた子どもたちの悲劇と復讐の物語。
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キッズYoutuber3人組
かつて一世を風靡した動画チャンネル「ふるはうすデイズ」。
離島に住む小学生3人組の田舎暮らしの様子を映し出した動画で、チャンネル登録者数は驚異の500万超え。
こっちは82人ですけど?←
そんな「ふるはうすデイズ」のメンバー「渡辺チョモランマ」を大森元貴くん(以下:森ちゃん)が演じています。
いや名前、チョモランマて!
あだ名ならまだしも、ガチの名前なのが笑えません。
岡山天音くん(以下:岡山くん)演じる「桑島サテツ」、中条あやみちゃん(以下:中条さん)演じる「安西ルージュ」。この二人も珍しい名前ではありますが「チョモランマ」の前では可愛くみえます。
真相をお話しします
岡山くんがMCを務めるネット番組「#真相をお話しします」。視聴者参加型の番組で、視聴者がエピソードトークをして面白ければ投げ銭を貰えるシステム。放送開始直後にも関わらず同接70万超えという凄まじい人気っぷり。
人数が人数なので投げ銭の総額も大きく、一晩でサラリーマンの年収を稼ぎだすことも可能。菊池風磨(以下:菊ちゃん)演じる警備王も一発逆転を狙う一人。
3人のエピソードが語られるのですが、どれもとても面白くて引き込まれました。「世にも奇妙な物語」で放送されても全然おかしくないレベルです。
菊ちゃんの話は本当なのか問題
最初の二人のエピソードはニュースにもなっていたので、視聴者の多くが知っていました。しかし菊ちゃんの話は誰も知りません。殺人事件なのにニュースになっていないのは不自然です。
もし仮に生きていたとしても「殺人未遂事件」で報道されているはず。70万人以上視聴者がいて誰ひとり知らないのはおかしいです。
森ちゃんと菊ちゃんが初めて出会うシーン。
「真相をお話します」を視聴していた菊ちゃんが「友達の自殺ぐらいで稼げると思うな」とチャットしています。「自殺じゃインパクトが弱いから殺人にしてみた」と捉えることもできます。
それから彼はスマホを見ながらエピソードを話し始めます。緊張でうまく話せなかった時のために要点をまとめたメモを読んでいる可能性も考えられますが、どうしても創作を疑ってしまいます。
ただ「友だち(森ちゃん)ができました」と涙を流す場面や、「俺は身を持って知った。復讐なんかしても誰も救われない」と言うシーンは、嘘ではなく本心で話しているように見えました。
どっちなんでしょうね。
真相をお話ししますの真相
4人目のスピーカーとして突如番組に登場した森ちゃんに視聴者は大盛りあがり。同接も150万人超え。『福岡市』の全住民がスマホの画面に釘付けになっているとんでもない人数です。
りんちゃん
映画冒頭の解説動画で、島に住む子供は3人だけと思い込んでいたので、もう一人女の子(りんちゃん)がいたことには驚かされました。
森ちゃん「おれのこと好きなんじゃないの?」
りん「そうだよ(ニッコリ」
りんちゃんの純粋無垢な心と屈託のない笑顔に、小学生の頃の自分の姿が頭に浮かびました。あの頃の自分もりんちゃんのように純粋・・・・・、いや待てよ、宿題もしないで門限を守らず遊び呆けていた最低な子供だったことを思い出しました。
全てはネタ
「ふるはうすデイズ」がこれまで投稿した動画の一覧が映し出され、こどもたちが誕生した時から動画のネタにされていたことが判明します。
「【神回】子供の名付け親選手権結果発表【キラキラネーム】」
「投票により移住島が決定【離島】」
「【検証】スマホ無しゲーム禁止で良い子に育つのか?【結果は10年後】」
動画の再生回数もすさまじく、相当な額を稼いだのがわかります。
母子家庭の森ちゃんママが、外車に乗って二階建ての一軒家に住んでいるのにも納得です。
なぜインターネットとスマホはダメなのか?
どうしてキラキラネームをつけたのか。
全ては動画のためだったのです。
りんちゃんのお葬式まで動画のネタにするのはさすがに常軌を逸しています。どういう気持でお葬式会場に隠しカメラを設置したのか。
しかも自分たち(親)はちゃんと顔を隠して安全圏にいるんですよね。
胸糞が悪いです。
本当の復讐相手

個人情報をネットに晒されたスピーカーの二人。晒された住所を見て家に来たやつら、銀行口座から金を勝手に引き出すやつ。
「匿名」という名の鎧で守られていたはずが、一瞬にして丸裸にされた二人。
森ちゃん「安全な場所から無責任に石を投げてくる匿名の皆さんが復讐相手です」
「自分の個人情報を晒す」か「中条さんを殺す」か選択を迫られる視聴者。
個人情報を晒す場合は、赤色のバッドボタン👎️
中条さんを殺す場合は、緑色のグッドボタン👍️
カウントダウンが始まってすぐ結構な人数がグッドボタンを押しているのに恐怖を覚えた。
そんな簡単に決めれるものなのか・・・
映画のラストは中条さんがどうなったのか描かれないまま終了。
気になることだらけ
そもそも中条さんがりんちゃんを殺したのか?
森ちゃんも確証がないので「今でも疑っています」と言っていた。
りんちゃんが死んだ日、中条さんはチョーカーを付けていた。チョーカーについているハートとネックレスのハートが似ている。もし同じものなら中条さんが何をしていたかカメラに記録されていたはず。
中条さんの親はその映像を見たのか?
娘が殺人を犯す瞬間が映っていたから逃げるように引っ越したのか?
森ちゃんの家に来た時の中条さんは、人を崖から突き落とした後とは思えないほど、いつもと変わらぬ様子だった。
もし彼女が犯人ならサイコパスです。
担任教師
ふるはうすデイズが投稿した動画の中に、教室を盗撮したものがあった。天井付近に設置されていたが、あれも親が勝手に設置したのか?それとも担任も協力者?森ちゃんと岡山くんがライブ配信をした時、担任と女性(こっちも教師?)が慌てて止めにやって来た。あそこでライブをやっているとどうやって知ったのか。
彼らの両親と繋がっていて、配信を知った親から連絡があり、急いで現場に向かったのか。
そのほか
騒動のあと森ちゃんと岡山くんは親と関係が悪化しなかったのか?二人はずっと島に住んでいたのか?りんちゃんの命日だから島に戻ってきていたのか?
気になることがたくさん。
エンドクレジットの意味
上から降りてきた赤色の光がしばらく画面を動き回り、その後下に落ちる。入れ替わりに下から緑の光が登ってきて、画面を動き回っている。再び赤の光が現れて、赤と緑の光が画面上を動き回る。
2つの光は衝突、追い抜き追い越されながら競い合っているように見える。さらに下から無数の白い光が出現。まるで2つの光を応援しているかのようだ。
最後に2つの光は衝突して消える。
これは何を意味するのか?
赤の光=バッドマーク「個人情報を晒す」
緑の光=グッドマーク「中条さんを殺す」
を表しているとするなら、最初はバッドマークの数が勝っていたが、グッドマークに追い抜かれた。その後2つは拮抗していたが、最終的に相打ち。
つまり中条さんは生きていて、視聴者の個人情報も晒されなかった・・・
僕の頭では完全には理解できませんでした。
最後に
現在日本で一番売れているアーティストと言っても過言ではない「Mrs. GREEN APPLE」の森ちゃんが主演を務めた本作。
「わたしは最強~♪」
と言っているだけあって、歌だけでなく、お芝居も達者でした。
親が子供の日常を盗撮してそれを勝手にネットで公開。実際にありそうな設定が妙にリアルでした。森ちゃんが真相を語ったとき、あれだけ高速で流れていたチャットがピタッと止まるのは面白かった。
映画のラストの森ちゃんのセリフは、「#真相」の視聴者に向けてではなく、われわれ観客一人ひとりに問いかけているかのようでした。
みなさんは赤と緑、どっちを押しますか?
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※2026年3月現在
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