ドラマ『東京P.D. 警視庁広報2係』第五話感想|それぞれの意地

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※この記事は第5話の内容に触れています(ネタバレあり)

誘拐を知らせる電話を飲み会と偽り、携帯忘れを口実に非番職員が広報室へ駆けつける――

冒頭から描かれる広報と記者の攻防に一気に引き込まれた。
それだけ誘拐事件は一瞬の油断も許されない事案なのだ。また、広報職員と雑談を交わしながらも記者たちのアンテナは常に張り巡らされているのがわかる面白い場面でもあった。

記者

「協定は白紙だ」と言って部屋から出ようとする記者たちの中で、金子くんだけ?は椅子に腰を下ろしたまま。納得はしていない表情をしていたが、感情的な他の記者と比べ一人だけ冷静だったのが印象的だった。前回の炎上で心境に変化が起きたのか。

記者との良好な関係継続のために、容疑者が車に乗りこむ場面を撮らせてあげる「サービス」までして不満を解消する。そこまでしなきゃいけないんでしょうかね?

記者たちの横柄な態度には毎度辟易します。

プライド

一課長と二課長が対面するシーン。
互いに譲れない二人の意地のぶつかり合い、その熱量が画面の此方側までヒシヒシと伝わってきます。
現場のあの緊張感がたまらん!!

一課と二課が同時に踏み込もうとする展開に鳥肌が立ちました。
こんなシチュエーション見たことがありません。

刻一刻と変わる状況で、決してミスは許されない。決断に苦悩する一課長の表情から、彼がどれほどの責任を背負っているのか痛いほど伝わってくる。

カメラワーク

トイレの用具入れに隠れる福士くんを見下ろすアングル、主犯が潜むマンションの空撮、今回はカメラワークが素晴らしい役割を果たしていました。とくにSITがベランダや屋上で待機するシーンは、画角の効果で格調が高まり、まるで映画のワンシーンを見ているようでした。

閃光手榴弾を投げた後、無音になる演出がリアリティを高めていて良かった。
細かなとこまで拘っているのが素晴らしいです。

最後に

今回のテーマ「報道協定」

警察が報道を止める代わりに、マスコミに定時報告を約束する。

記者にとって「情報」の価値は大変重いです。
他社より1秒でも早くを至上命題とする彼らにとって、情報の横並びは耐え難い屈辱でしょう。

警察サイドが「貸し借り」を作り便宜を図る。
組織同士の泥臭い関係性に、現場のリアルを感じました。

今季見ているドラマの中で、『東京P.D.』が頭1つ抜けています。
丁寧に作り込まれた脚本が寄与して、作品の完成度が非常に高くなっている。

一課長と二課長、警察と記者。
彼らの「ぶつかり合い」を見せつけられた。
個人的にこれまでのエピソードで1番です。

今回の福士くんは広報の人間として一皮むけました。
あの機転の利いた発想は、「広報マインド」だから出てきたものです。
冒頭で「広報に染まる自分がむなしい」とこぼしていましたが、最後に見せた笑顔は、紛れもなく広報のプロとしての顔でした。

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